放置されていた穀物倉庫を日当たりのよい家に改装

この納屋改装プロジェクトは、厳しい設計の規制を遵守しつつ、現代的な工夫が取り入れられています。

ジリアンさん一家がカウンティーダラムで放置されていた農場を購入することを決めたとき、彼女は、いつかその土地で楽しめる住まいを夢見ることしかできませんでした。それから8年が経ち、ジリアンさんはかつては穀物倉庫だった建物を改築・増築し、毎日喜びをもたらしてくれる、美しい内装の光あふれる「永住の家」を完成させました。

2009年、ジリアンさんご夫婦は、彼女の両親、妹、家族と共同で、農場全体を購入しました。72エーカー(約29万㎡)の土地には、40年以上誰も住んでいなかった荒廃した建物がいくつもありましたが、家族には大きな計画がありました。

ジリアンさんは次のように説明します。「私たちは屋根だけの納屋を車庫に、馬小屋を両親の住まいに改造しました。妹とその夫や子供は母屋を選びましたが、それを取り壊し、最初から建て直さなければなりませんでした。建築許可を得るために厳しい要件があり、元の家と全く同じように建て直さなければなりませんでした。私たちは穀物倉庫を選びましたが、同じ制限がありました。」

彼女は続けます。「同じ敷地面積で、窓もドアも開口部もすべて元通りに建て直さなければなりませんでした。そのため、穀物用の機械や巻き上げ機のあった場所に、幅がわずか4インチ(約10㎝)しかない非常に狭い窓が5つあるんです!」

ジリアンさんは大手建設解体会社の取締役で、あらゆる種類の建設工事で起こりがちな予期せぬ問題に慣れており、穀物倉庫の建て直し工事にも動じませんでした。プロジェクト全体は18か月で完成しました。

2階建ての建物は、もともと、隣接する納屋と簡素な波板でできた小屋で繋がっていました。この「非伝統的な」部分があったことで、ジリアンさんは、ここを同じ厳しい規制を受けない新しい接続構造に置き換える計画の承認にこぎつけることができました。

「家の他の部分はすべて、地元の古い石材を使って穀物倉庫を建て直さなければなりませんでした。でも、このスペースだけは全く新しい構造だったので、少し違うことをすることができました」とジリアンさんは説明します。ジリアンさんは、自分が作りたいものについて明確なビジョンを持っていました。

「8年ほど前にオーストラリアに行って、移住した友人に会いました。友人の家は海を見渡す場所にあり、全面的に動かすことができるガラスの壁が2つありました。家の1階全体を外に向けて開放することができ、それが信じられないほど素晴らしかったのです。私もそのような屋内外の生活スタイルを実現したかったのです。」

そのビジョンを念頭に、ジリアンさんとご主人は、新しいラウンジを完全に外に向かって開放できる、天井までの高さの折り戸を探して決める作業を始めました。

「リビングエリアにできるだけ多くの自然光を取り込みたかったのです」とジリアンさんは言います。「依頼した建築家、Create ArchitectureのCraig Kiplingさんは、7メートル近い幅のある開口部全体をカバーするには、きわめて品質がよいドアが必要だとアドバイスしてくれました。」

二人はハロゲートで開催されたHomebuilding & Renovating展示会を訪れ、Centorのブースを見つけました。「そこではCentorのスクリーン網戸/シェードシステムや一体型ドアが展示されていて、スムーズに開閉ができていました。夫はそれを芸術作品だと思ったほどです!」

彼女は、さらに続けます。「地元のCentor代理店に予約を入れて、より詳しく見ることにしました。それでほぼ決まりました!

私たちは、このドアの明らかな品質のよさが気に入りました。とても頑丈であることはすぐに見てわかりますが、開け閉めはとても簡単で、文字通り指 1 本で押すことができます。見た目もとても良く、一体型のシェードシステムもとても気に入りました。家でカーテンは使いたくなかったのですが、時々日光を遮ったり、夜に窓を閉じたりする機能は欲しかったのです。このシェードシステムは信じられないほど素晴らしいです!」

ジリアンさんご夫婦は、二重遮光シェードシステム付きの全アルミニウム製 6 パネル 405 一体型折り戸を選びました。

「家全体を見渡しても、木製じゃないのはこれだけです!」と彼女は笑います。「私たちは、元の穀物倉庫の似た雰囲気の家にしたいと考えました。同じ設置面積、同じ石材を使用し、木製の窓や引き上げ式の窓を取り入れる必要がありました。これらはすべて計画の承認に含まれていました。しかし、この新しい連結エリアはまったく違うものにしてもよかったのです。壁一面の窓が欲しかったのですが、これは本当に素晴らしいです!」

最終的に、伝統的なスタイルでありながら、明らかに現代的な工夫が加えられた美しい家が完成しました。

「私たちは本当の意味で屋内外の生活を手に入れました」とジリアンさんは言います。「夏にはドアを開けて、外がどんな天気であっても室内にいながら新鮮な空気を感じることができます。ドアを広く開けたまま家の中に座っているだけで、まるで外にいるような気分になれるのはとても気持ちいいものです。」   

「私たちはよく人を招待します。息子夫妻は近くに住んでいるので、仕事帰りに立ち寄ることがあります。妹とその子供たちは文字通り10ヤード(約9m)ほど離れたところ住んでいて、両親の家は50ヤード(約45m)先です!夜はよく人が集まります。2人だけのときもあれば23人になることもあります!パティオヒーターがあるので、少し寒くても、夜遅くまで外で快適に過ごせます。」

彼女は、さらに続けます。「ここは間違いなく家の中で一番のお気に入りの場所です。オープンスペースで、リビングエリアからキッチンへと繋がり、とてもいい流れになっています。オープンな屋内外の生活ができるようになり、本当に最高です。」